しんたけ直し方を検証したい



そもそも濁らせなければいいのでは



…………まあまあまあ
グリザイユとか、厚塗りをしていると
色が濁った…!
なんて時に対処する方法を検証したい。
”濁らないように描く方法”はたくさん散見されるんだけど案外付け焼き刃でも直す方法って載ってない…
“濁っている”とは
色彩の対比効果
観察する色(検査領域)が背景の色(誘導領域)に影響され、背景と反対色方向に色がシフト見える現象。
- 彩度対比
-
背景色の彩度と観察色が反対方向に彩度が変化して見える。
キルシュマンの法則
- 誘導領域に対し、検査領域が小さいほど色の対比は大きい。
- 色の対比は誘導・検査領域の面積が大きいほど顕著になる。
- 明るさの差が最小の時、有彩色の対比は最大になる
- 誘導領域の明るさが一定なら、その飽和度(彩度)が高いほど色対比は大きくなる。
引用:やさしい教科書 カラーコーディネーター2級
同じ肌色を使っているはずなのに濁って見える


この場合、
肌に隣接する、髪の毛、肌の赤みなどが背景色の役割を担い、肌色を濁らせている。
これを解決するには
共通のトーンに変更するか、無彩色や中間の色を挟む(セパレーション(分離色))などの処理を行う。
全体の色調補正では解決できない
起こりやすいのがこの現象…
濁っている
↓
明度彩度をあげる
↓
絵全体のトーンバランスが崩れる
共通のトーンにしたいために、
適当なレイヤーモードを上から被せたところで問題は解決しない。
同じトーンにするには、色相によって明度も彩度も設定すべき数値がそれぞれで異なる。


適当なレイヤーモードを被せると
対比は改善されるけどしらっちゃけちゃったり。
あとは逆に全体の彩度が上がりすぎてギトついたり。


結果的に使いたかったはずの肌色──理想から程遠い色になってしまう。



最初のころはあれやこれやと調整レイヤー重ねまくって
ギトギトの絵を量産してた…



なるほど
全体の色調補正で解決できる場合も



明るいライティングの場合は
テキトーにオーバーレイかけときゃなんとかなるよな



そだね
シンプルに濁り色を取り除くだけ。
検証していく💪



たとえば暗い場所の絵だとむずかしい





……



↓こんな感じの雰囲気に加工する方法を考えたい


→





ちなみにフォトショなら簡単になんとかなることも多いぞ
クリスタは色管理は苦手なのだ(小声)
加工する方法検証
やり方①:全体の色調補正



全体の色調補正するとどうなるんだ?



レベル補正だとこんな感じ


加工← 【比較】 →理想







橙の色情報がないのが気になる…



ハードライトのブラシで描き込むとこんな感じ
加工← 【比較】 →理想







ぱっと見は近くなったのでは
やり方②:レイヤーモードで描き込む



オーバーレイとソフトライトとハードライトと彩度レイヤー使ってこんな感じになる…



ぱっと見は悪くはない


加工← 【比較】 →理想


→





少し描き込めばよくなりそう
やり方③:加工



加工でなんとかしたいのよ


加工← 【比較】 →理想


→





ど、どうよ



まあまあ似てる
レイヤー構成


「レベル補正」と「色相・彩度・明度」でがっつり明度と彩度をあげる






STEP1で明度と彩度をあげたレイヤーを複製して、「乗算」に設定。
肌などの気になる部分を色域選択などでマスクする。


新規レイヤーを作成。
カラーノイズ塗りつぶしたり、足したい色情報をブラシで描き込む。


あとは、最終調整。
グラデーションマップを追加し、色コントラストをあげるたり、被写体の明度をあげたり、気になる部分だけやる。


まとめ
以下の3つの方法を試してみた。
- やり方①:全体の色調補正
- やり方②:レイヤーモードで描き込む
- やり方③:加工
一つのイラストしか試してないので、
どこまで汎用性があるのかは未知数だけど、やり方③がベストでいいんではなかろうか。
なにせブラシでちまちま描き込む手間も、
どんな色がいいか悩む必要もないのがGood🙆
感想
今回はあくまで、



“濁ったあとのどうしようもない絵を復活させたい!”
という意図の検証記事でした。
でも私の場合、
そもそも暗めイラストが
濁ったりギトギトになったりする原因はたった一つで、
最初から完成後の色を置こうとしていた
ということだけでした。
これさえやらなくなったら、もう濁ることはなくなりまして。
あたたかい灯に照らされた夜の絵も、
さむい月夜の絵も、
結構自由に描けるようになりました。
でもでも
もっともっと、光を描く修練は積んでいきますぞ💪
それじゃ今回はこんなところで👋









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