一年の振り返り。
そこそこ慣れてきた中でのまだ続く苦悩のはなし。

前段
この施策の目的と過去絵変遷まとめ
1:目的
本ページは、「なんか描きづらい」を撲滅し
早い・快適・楽しい
を画策をする厚塗り施策である
目標は「臨場感」
目下は「垢抜けなさ」。
最近は繊細さが欲しいなあという悩み。
2:実施期間
2023年11月30日〜2024年10月31日
3:前回までの振り返り
厚塗りには慣れてきたけどなんかいまいち垢抜けない。そんな感情と格闘した一年でした。
厚塗り1ヶ月目:基本の厚塗り難所をクリア
厚塗り2ヶ月目:ある程度短時間で描画可能に
厚塗り5ヶ月目:class101+を受講、基礎画力向上手法の目処がたった。
厚塗り半年〜:基礎画力の向上と格闘
厚塗り1年〜:光と色との格闘 ←イマココ
しばらくグリザイユで攻めてきましたが
勉強のためにバリュー練習してた時に直接色を選ぶ手法を取ってたら
結局カラーパレットから直接色を選ぶ形式に戻ってます_(┐「ε:)_
過去絵振り返り
厚塗り1ヶ月 2023/06
脅威の30時間制作。
トリミングで見えていないがパース背景にすごく時間をかけた。
…のもあるが、全ての工程に時間をかけたために心が折れかけた「厚塗り無理ェ…」な1枚目である。
このときはグレーラフ段階でしっかり描き込み、色もはみ出さないように塗り、切り分け、色が気に食わないので上から塗りつぶしと、とても描き直していた。

厚塗り2ヶ月 2023/07
10時間程度で描けるように。
・ラフの筆跡は残すもの
・髪の毛の効率的描き方
・バケツは捨てるべき
に気付きはじめる。
なお、この時点ですでにパーツ分けをやめ、一枚レイヤーでキャラを描いている()


厚塗り半年〜 2023/11
グリザイユでの厚塗りに慣れ、伸び悩む。超えられない壁=基礎知識の欠如が如実に。
ということで本を手当たり次第読み始める。

厚塗り1年〜 2024/06〜
ある程度本の知識を実践に落とし込めるようになってきたものの、まだまだ。
特に質感、空気感の表現がうまくいかず苦しむ(イマココ)。

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第1. 苦悩と解決策
苦悩
繊細さがない。
ラフなままに、なんかもうちょっとどうにかならんか。
シズル感が欲しいっす。

理想
理想はこんな感じ(ボケてるけど)

解決策の検討
- 臨場感がない
- →現実味がない
- →前後感が曖昧
- →立体感の欠如
- →質感の欠如
- →光と影の作り方がおかしい(雑)
- →現実味がない
▼▼▼
アクション:光と色の習得をすればいいのでは
第2. アクション
この一年間でやったこと
- (1)インプット
-
- (2)アウトプット
-
周りのみんなを巻き込んで練習付き合ってもらいました。
朝1時間ほどを週3で時間とって。
- 1)バリュースケッチ
-
みんなで素敵な一場面を白黒映画から持ち寄って明度スケッチ。
終わったら気づいた点をシェア。照度と強度と構図の勉強。

- 2)30秒スケッチ
-
1日4種類の写真を持ち寄ってスケッチ。
3秒は元絵を覚える時間。その後元絵を見ずに30秒自力で描く→元絵とのずれを確認という繰り返し。自分の変な癖がわかる。

- 3)面を捉えるスケッチ
-
1日1つ、シンプルな形の物体をモチーフに明度スケッチ。
ハイライト、明部、暗部、シャドウの4色だけで立体感を表現する練習。

- 4)面を捉えるスケッチ2
-
左上、中央上、右上、、と1周ぐるっと8方向からの光を9種の頭部でより実践的に面を捉える練習。1陰のみ使用のアニメ塗りで表現する。
いままで曖昧にしていたことの確認と、現実をデフォルメに落とし込む思考訓練。

- 5)素材作成
-
これはちょっと練習がてら、、
素材作れたらいいよねという思いつき練習。
素材にするということはそれなりに雑な作りにするわけにはいかないという思考が働き、本気にならざるを得ないのではという発想。
ワイングラスブラシ - 夏強化月間)質感表現
-
夏休みスペシャルと銘打って質感練習。
これは一週間程度。
第3. ビフォーアフター
偶然一年前に似たようなファンアート描いてたので比較。
去年

今年

GOOD(良くなった点)
- 頭の球体の立体感がある
- 背景との前後感が感じられる
- 時間をかけずに雑な部分を緩和することができる
- 何処にいるのかわかる
- ついでにお顔がだいぶ安定してきましたね。人体デッサンも。
BAD(まだダメな点)
- 白飛びを怖がっている節がある。もうちょいコントラストを上手く扱いたい
- 光の演出、まだいける
- 手元の葉っぱが背景と一体化(ここいつも処理が甘い)
- 「綺麗」がほしい、もっといける
変更点
立体の描き込み。
丸みが感じられるようにはなってきたかな。たぶん。

立体の描き込み2。
陰部分の陰影処理。コントラストを完全に消さず立体感を保持。ハイライトを入れず一カゲのみで。

コントラスト操作。
雑に全体にブラシをかけることをやめて、一番明度が低い部分を消さないように一筆一筆で効果を描く。

背景処理
ぼかすだけをやめてます。
まだちょっとコツが掴めてないけどだいぶ背景に拒絶感を感じなくなってきた。

まとめ
今思えば万葉のイラスト、発光処理わすれてた。
てことでちょっと編集して一枚目差し替えちゃった。
個人的に基礎知識のあとに質感の細かい勉強したのはいい感じの順序でした。
そろそろイラストの描きかたルーティンマニュアル書かなきゃ。
今後の課題もそんなに変わらないけどもう少し臨場感の演出の言語化と再現性ができるようになったら報告書かきます。
じゃ、今回はそんなところで👋








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